「貧乏ゆすり」の様々な可能性

貧乏ゆすりといえば行儀の悪いイメージですが、実はカラダにとって様々な良い効果をもたらす可能性がある事がわかってきました。

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貧乏ゆすりとは?

座った状態で踵を細かく上下させたりする動きを指し、健康法の1つとして注目されています。また医療用語では「ジグリング」と呼ばれリハビリにも採用されています。

 

今回は、様々な効果が期待される貧乏ゆすりについて書いていきたいと思います。

 

足のむくみや冷えの改善

デスクワークなどで座った状態が長く続くと足の血流は滞り、むくみや冷えの原因となります。

貧乏ゆすりは、踵を上下運動させて行うと、ふくらはぎの筋肉を使います。また、ふくらはぎの筋肉は足の血流を促す働き(ポンプ作用)がある為、むくみや冷えの改善効果が期待できます。

 

エコノミー症候群の予防として

飛行機に搭乗した際など、長時間同じ姿勢で座りっぱなしでいる事で足の血流が悪くなり血栓(血のかたまり)ができやすくなります。

この血栓が、立ち上がって歩き始めた際に血流に乗り肺の血管に詰まると胸痛や息苦しさを感じ、最悪の場合死に至る事も…

 

この様な恐ろしいケースに至らない為にも、予防法の1つに貧乏ゆすりが有効な可能性があると言われております。

 

貧乏ゆすりで死亡率が低下⁈

英国で行われた調査では、1日7時間以上座っている人は1日5時間以下座っている人に比べ30%死亡率が高くなる事がわかっています。

しかし、貧乏ゆすりを頻繁に行う人は1日7時間以上座っていても死亡率が高くならず、1日5時間以上6時間未満座っている人が貧乏ゆすりを頻繁に行うと死亡率が下がっている事がわかったそうです。*1

この研究には「さらに詳しく研究を必要とする」となっていますが、今後研究が進むにつれ貧乏ゆすりのさらなる効果が期待できるかもしれません。

 

変形性股関節症にも

変形性股関節症は関節の軟骨や骨が、磨り減ったり変形したりして起こる病気で、痛みや可動域の制限、あるいは足を引きずって歩くようになったりと日常生活に大きく影響をきたします。

 

隙間が狭くなった股関節にジグリング(貧乏ゆすり)は有効か?

変形性股関節症により関節の隙間が狭くなった(関節軟骨の厚さが薄くなる)症例に対し、頻回のジグリングを指導した結果70%がX線で関節の隙間の開大を認め、ジグリングは関節軟骨再生に有効であるとされています。*2

 

以上の事から貧乏ゆすりは、負担をかけずに簡単に行える運動療法として様々な場面で効果を発揮してくれそうですね!

 

しかし、人前で貧乏ゆすりをするのは、まだまだ理解されにくいと思います。

実践される際は1人の時に行っていただくのをオススメします。

参考文献